【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第38章 *甘え【荻原シゲヒロ】*
「ー……何でそっち向いたままなんだよー……」
「向けないの」
「何でだよー……こっち向いて……」
「もうしょうがないなぁ……」
オレ……の顔を見て向けないって言ってた訳が分かった。
恥ずかしがってる。
暗いから赤いとかは分からないけど、ちょっと口尖らせてるから。
これ、が恥ずかしがってる証拠。
「キスするぞ?そんな口してたら」
「出来ないくせに」
「うっ……でも最終的にいつも出来てるだろ?」
「慣れるまで時間かかるくせに」
「き、緊張するんだよどうしても…!」
「勃ってるくせに」
「え?うわっ!」
いつ目覚めたんだ、オレ。
の事ちょっとでも「可愛いなー」とか思うと反応する。
これじゃオレが変態みたいだ。
でもこうやって向き合ってたら……考えるよなぁ……。
「シたいの…?」
「えっ!いや、ただくっ付きたかっただけなんだって!」
「じゃあ今は…?」
「っ……そりゃシてぇなって……思うけどさ」
「ならシよっか……」
「そ、そうだな……え?!」