【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第32章 *ずっと昔から両想い【福井健介】*
の部屋で胡座をかいて座る福井はかなり居心地の悪さを感じていた。
側には幼馴染のがムスッとした表情でそっぽを向いている。
今日貰ったラブレターの話をにした事が原因だと福井は分かってた。
というより受け取るとこを見られてて、問い詰められたから話したって感じだ。
そこからずっとの機嫌が悪い。
「おい、いい加減にしろよお前」
「フン」
「つかお前に関係ねぇだろ?」
「……は?関係ない?」
ここで何で怒るのかは福井には理解出来なかった。
手紙を貰ったのはオレ。
返事をするのもオレ。
には全く関係ない筈なのに、怒りのオーラが凄い。
「だってそうだろ。大体手紙貰っただけで何でお前がキレんだよ」
「うるさいな。で?どうすんの、返事」
「あー……上手い事断るわ」
「本当…?」
「断る」と聞いて急に態度を変えた。
ちょっと不安そうな瞳で福井を見つめている。
それに対して福井は小さく唸り、隠れて頬を染めたのだった。