【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第30章 *幸せな悩み【氷室辰也】*
「どうしてもダメかな?」
「ダメですっ!」
「じゃあが落ち着いてから改めて襲わせてもらうよ」
落ち着くわけないですよ!!
と、は心で氷室に言い放つ。
一緒に居るだけで胸が高鳴ってしまうのに落ち着くなんて到底無理だった。
そもそもの原因は氷室。
彼があまりにも綺麗でかっこいいからである。
「落ち着いた?」
「そう直ぐ落ち着くわけないじゃないですか!」
「そっか……。ならもう少し待つよ」
きっと……いや絶対辰也さんはしぶとく私を付け回す。
はそう確信していた。
何故なら今まで向こうが折れた試しがない。
結局は氷室に主導権を握られ、抱かれる運命なのだ。
「そろそろどうかな?」
「まだですよ!てか収まりません!」
「困ったな……。オレはと色々な事したいのに……」
氷室の技はどれもには効果的。
本当に我慢出来ない時は寂しそうに彼女を見つめて……それから耳元に唇を近づけて行く。
そして必殺技を出されるのだ。
「……」