【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第29章 *嫉妬【黄瀬涼太】*
流石に噛むのは無理だったっス。
掠めた程度。
あ、力強く噛んだりはしないから大丈夫。
甘噛みっスよ、甘噛み。
でもそれは直接じゃないと無理みたいっスわ。
「残念……。仕方ないから周りで我慢するっス……」
もうずっとっちの足がモソモソ動いてるのは知ってる。
けど……見てないフリ。
脱がして欲しい、触って欲しい。
そう思ってるのは分かってるんスよ。
脱がしたらソコは愛液でいっぱいなんだろうなーー。
指入れたい、舐めたいーー。
オレだってしてあげたいのは山々。
でもオレがスイスイ進めちゃいつもと変わらない。
これはお仕置きなんだから。
オレ意外の男とあんなに近くまで近寄ったお仕置き。
っちのお願いは聞かないっスよ…?
「ねぇ……何なの、これっ……」
「何って肌にキスしてるんじゃないっスか」
「でもそれ……凄く際どいっ……」
押し付けるわけでもなく舌を出すわけでもない。
触れてないんじゃないかってくらいの微妙な距離でっちの胸元に唇を寄せてるんス。
これ、かなり嫌みたいっスね。
益々涙溜まってる……。