【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第25章 *【黄瀬凉太】*
今繋がってる状態なのに、っちの「ぷっ」のせいで二人してクスクス笑っちゃったっスよ。
どっちが顔赤いかで言い合ってた事が可笑しくて。
「ていうかっち、もうオレ全部挿れたんスよ?」
「えっ…?あっ、入ってる……」
「でしょ?だからさっきみたいな痛みはもうないっス。まあ多少はそうかもしれないけど、っち結構濡らしてくれたから直ぐなくなるっスよ」
「じゃあ私かなり恥ずかしい事を…!」
「こらこら顔隠さないで。オレ嬉しかったっス」
「そう…?」
「うん。一緒に幸せになろう、っち」
「うん…!」
「それじゃ、いくっスよ…!」
笑った名残りがあってか、そこからはずっと和やかな雰囲気だった気がするっス。
ちょっと痛がってたっちも、時間が経てば良くなってくれて。
爪が刺さってた場所に今度は優しく手を添えてくれてたし、更にはオレの事を「凉太」って呼んでくれた。
「っち…っ」
「っはぁ……ん…?」
「ずっと…っ、一緒っスよ……」
「うんっ……」
ねぇ、っち。
これからもっともっと愛していいっスよね…?
もう溢れ出てて抑えられないんスわ。
だからちゃんと受け止めなきゃダメっスよ?
じゃないと泣いちゃうから。
オレ……っちに出逢えて本当に良かった。
ありがとう、っち。
*次へ続く*