【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第25章 *【黄瀬凉太】*
黄瀬side
「あっ、終わりっスか?」
「うん。ごめんね、待たせちゃって……」
「いいんスよ。んじゃ帰ろっか」
「うん」
練習後、彼女のっちを待ってたオレ。
付き合って2ヶ月。
マネージャー志望で一緒に入部したっちに一目惚れ。
このオレのハートを射抜いたのは……
「えっ、あの……黄瀬くん…っ」
「ん?なんスか?」
「て、手が……」
「繋がないと夜道は危ないっスよ?」
「っ……」
この照れっス。
新入部員の紹介の時もほっぺ真っ赤にしちゃっててホントに可愛かったんスよ。
今もほら、暗いから分かりにくいけどきっと真っ赤。
だってオレから目、逸らしちゃったし。
「可愛い」
「や、やめてよ……」
「ははっ、ごめん。あ、今日もウチおいでよ」
「でも迷惑じゃない…?」
「大丈夫っスよ、どうせねーちゃん達出掛けてていないから。ね?」
「あ……うん」
「決まりっスね!」
オレ……ホントにっち大好きなんスよ。
こんなに守りたくなる女の子、今まで出会った事なかった。
今人生で1番幸せっス。