【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第17章 *会いたかった【紫原敦】*
紫原side
「……、アツシ」
「ん〜?な〜に室ちん」
「よく何かに思いふけてるみたいだけど……どうした?」
「ん〜……ちょっとね〜」
思い返していたのは……中学ん時の事〜。
そ〜、帝光ね〜。
オレ彼女がいたんだ〜。
オレの事凄い好きでさ〜、ちょ〜っとうざったいトコあったけど……そんな彼女が大好きだった。
なのに……オレと違う学校に行って、連絡取れなくなって……
もうなんの関わりもなくなっちゃったんだよね〜……。
「忘れられない人でもいるのか?」
「室ちんには関係ね〜し」
「そうだね。けどアツシにそんな人が居たなんて知らなかったよ」
「だって言ってないもん」
「やっぱり居るんだ、忘れられない人」
「っ……うっさいし」
オレと彼女……ちんは自然消滅。
中学卒業前からずっと様子がおかしかったけどさ〜……
まさか何も言わないで消えるとは思ってなかったよ。
「何で?」って1人イラついてた時期もあったけど……
今は「会いたいな〜」って思う事が多いや。