【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第14章 *ご褒美【今吉翔一】*
「なんやワシらしくないて」
「だっていつもは何も言わなくても分かっちゃうのに……今はこんなに必死なんだもん……」
「言うたやろ童貞やて。それに今は自分見とらんかったし、集中しとったからわからへん」
この後こいつ「ありがとう」て言いよった。
礼なんて必要ないんやで?
優しくするんは当然やんけ。
処女相手に初っ端から全開で行く野郎がどこにおんねん。
それはただのアホやん。
ワシ、アホにはなりたない。
「やめやそれ言うんは」
「すみません……」
「せやけどちょい時間かかりそうやからなぁ……何か話しながらしよか」
「何かって…?」
「そうやな……ワシはもう部活は引退、自分より先に卒業してまうけど……それでも付き合うてくれるか?」
「勿論です…!てか何言うんですか!」
「確認や、確認。若松とか青峰に気ぃそらすんやないで?」
「しません」ムスッ
「なら安心や。ま、離すつもりはあらへんけどな」