【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第14章 *ご褒美【今吉翔一】*
今吉side
WC開催まで後少し。
ウチらも順調に仕上がって来とる。
初戦はあの誠凛や、柄にもなくテンション上がっとるからなぁワシ。
「今吉先輩、何ニヤニヤしてるんですか?」
「そうか?気のせいや気のせい」
「いえ。ずっと若松くんと見てましたけどニヤニヤしてますよ。ね?若松くん」
「正直こんな嬉しそうな主将初めて見たっすよ!」
「私も。余程楽しみなんだね、誠凛とやるの」
「まあオレもだけどな」
「あの変で大きい掛け声はやめてね」
「変ってなんだよ!」
なんや、顔に出とったんかいな。
まだまだやなぁワシも。
せやけど楽しみなんはホンマや。
誠凛とやるっちゅーんもそうやけど……
ちと考えとる事があってな?まだ本人には言うてへんけど。
なんやと思う?
ヒントは「幸せ」や。
「、着替えて来るからちょい待っとってな」
「はい!」
「速攻で着替えて来るわ」
「そう急がなくていいですよ」
「ワシがおらん隙に誘拐にでも遭ったらどないすんねん」
「ないですよもう」
「ほなまた後でな」