【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第13章 *転校【氷室&高尾】*
高尾side
あのさ、オレんちの隣に住んでる氷室って奴がいんだけど……
そいつとオレは昔からの付き合いで、中学も高校も一緒なんだわ。
ちゃんには兄貴がいんだけど、そいつは小学生ん時アメリカに行っちまった。
これがまたやけにちゃんに優しかった記憶があるぜ。
「なあちゃん」
『何?』
「オレの事好きっしょ」
『えっ?!な、何言ってるの?!』
「やーっぱなー!そうだと思ってたんだ」
その兄貴がいない間に……つったら聞こえ悪りぃけど、オレ……ずっと好きだったちゃんにコクったんだわ。
中学ん時何回も言おうとしたんだぜー?
けどチャンスがなくてさ。
言えたのは秀徳に入ってからだった。
「んじゃ今日からお前はオレの彼女な?」
『ま、待って…!高尾くんそれって……』
「まんま。オレも好きだぜ、ちゃんの事」