第11章 そんなこと関係ないって
「と、とりあえず帰ろっか!ね、大野!」
「うん?んふふ(笑)」
なんか、テンパってるゆいぱもいいな。
「じゃあ、行くよ?(笑)」
鞄を持って歩き出そうとしたら、
急にゆいはに腕を引っ張られた。
「うおっ、どした?」
「大野のバーカ!
大野の腕を掴んでじゃないと
歩けない動物なの!あたしは!」
…………ぎゅう、
「……ごめん、ごめん//」
もうなんなのこの子。
もうかーいいな//ほんと。
「んふふ(笑)照れた~!やった」
「おめー、
自分の可愛さわかってやってんのか?」
「大野があたしのこと好きって分かって
やってる、あはは(笑)」
「……だって、好きだし。」
「嬉しい、すっごく」
にこーーーーってもう//
なんや、おい!かーいいな///マジ
「んふふ(笑)」
「うん、いい笑顔!」
そーやって、俺の頬っぺたつんってやって
俺の腕に頬っぺたすりすりしたりして、
そんな幸せそうな顔で見られるとさ、
もう、なんかもう、
「好きだろ、俺んこと(笑)」
分かってるよ、分かってるけど
もしかしたらっておもうじゃん。