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私の恋色 -BLUE-

第2章 2人の最悪な男


今日から県立琴ヶ崎高校1年生!
私、橋本蒼子(ハシモトアオコ)は高校生活に胸を踊らせていた。


高校に入ったら、友達たくさん作って、恋もしてもちろん勉強だってして、充実した高校生活を送ろうって決めてたから。


憧れの高校生!楽しもう!!




琴ヶ崎高校に着くと、玄関には人だかりができていた。
皆クラス表を確認している。


私は……4組だ。


玄関には先生が何人か立っていて、1年生に何組の下駄箱はあっちだとか、1年生は2階だとか色々教えていた。

私もそのうちの1人に4組の下駄箱を教えてもらい、教室へむかった。




黒板には座席表が張り出されていて、廊下側から出席番号順に名前が記されていた。

私は27番で、窓側から3列目の後ろから2つ目のなかなか良い席。

ついでに前後左右の人の名前も確認。
けど残念なことに、私の周りに女の子は前の席の野々下赭莉(ノノシタアカリ)という子以外いなかった。

しかも当分はこの席順から変わらないだろうから、なんとしてでもこの子と仲良くなりたい。

振り返って自分の席を見てみると、野々下赭莉ちゃんは既に着席している。

私と同じく、中学の友達とクラスが別れたらしく1人でいた。


これは絶好のチャンス!私は人見知りだけど、高校に入ったことだし、頑張って自分から友達作ってみよう!


そう思って自分の席に向かった。
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