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[R18]夏だ!花火だ!夏祭りだ!

第1章 やらせてみた×スイカ割り


【CASE6】

銀魂
万事屋銀ちゃん店主
坂田銀時(20代・男性)


『銀さん』

「んー?」

『スイカ割りしよ』

さざ波煌めく砂浜でビール片手に寝そべるマダオ、坂田銀時はの言葉に重い腰を上げた。

「しゃーねェなあ」

そんな台詞を吐いてはいるが、実はこの男が一番ノリノリである。

既に準備は万端。
スイカ用の棒を構えて精神集中タイムに突入しているようだ。

「居合切りじゃないんですから」

新八は呆れ顔で言ったが華麗にスルーされた。

『銀さん頑張ってー』

の生温かい声援が送られる中、指示役の神楽が声を飛ばす。

「右!もっと右アル!」

やたら右に行かせたがるな。
銀時は嫌な予感がしていた。

どうせ落とし穴でも仕掛けたんだろう。
ふっ、俺はそんな子供騙しに引っかかる程バカじゃないぜ。

そんな考えで頭をいっぱいにして銀時は叫ぶ。

「神楽ァ!お前、スイカはもっと左の方だろうが!」

しかし誰からも返答がない。

あれ、おかしいな。
銀さん結構な大声出した筈なんだけど。

「オイお前ら!人の話聞い……っ」

目隠しを外しながら言った銀時は、眼前の光景に思わず黙ってしまった。


“銀さん いつもありがとう”


砂に書かれた短い手紙。
したり顔で笑う坂田さん家の子供達。

「礼を言われる程の事なんざ……何も、してやれてねェだろ」

銀時から出るのは相変わらずの憎まれ口で。それが照れ隠しだと分かってるからこそ、嬉しくなる。

を含む万事屋従業員は一斉に銀時へと駆け寄った。

『銀さん砂風呂やったげる』
「リラックスするヨロシ!」
「たまにはお体ご自愛下さい!」
「ワンッ」

子供達の優しさに甘えて砂に埋めてもらった銀時が「アイツら叩き斬ってやる」と憤慨するのは、この直後の事であった。

「オイィィ!誤解を招くような突起物作るんじゃねェェェ‼︎」



【結果】
実行犯はもちろん貴女
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