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[R18]夏だ!花火だ!夏祭りだ!

第7章 泳がせてみた×銀魂/進撃


語り:エルヴィン・スミス

戦いの火蓋は切って落とされた。

今のところリヴァイが優勢に見えるが、相手の白髪は遥かなる異国JAPANの生んだ化物だと云う。

“侍”

強靭な肉体と精神力を宿し磨き上げた己の剣術のみで敵を倒す……なんとも恐ろしい生物だ。

実に興味深い。

「くっそだらァ‼︎」
「……チッ」

おっと、白髪の侍が動きを見せたぞ。

リヴァイの腕力で抑え付けられていながら身体を返すとは……やはり、あの男ただ者ではない。

「銀さん頑張れェェェ!」

司会進行をしていた少年が叫んでいる。

「兵長ファイトーッ!」

うちのエレンも負けじと声を上げているようだな。

ふっ、部下に愛されているのはリヴァイも坂田も同じという事か。

『あ!団長危ない!』

なんだと?
一体何が危ないと云うn

ゴスッ‼︎
「おっふ……!」

団長ォォォ!
ジャンが叫んでいる。

またか。
今日はよく物に当たる日だな。

しかし今度は何がぶつかったんだ。

「え……エルヴィン…悪い、わざとじゃねぇんだ」

なんだ、リヴァイか。
意外な奴が手を滑らせたな。

どれどれ。
何が俺の顔面に……おや…?

これは硬質ブレードだな。

しかも刺さってる。
おでこに、サックリと。

「………」

にこり。
リヴァイと坂田に微笑んでみせると、隣に居るジャンが「ひっ」と小さな悲鳴を上げた。

「おい天パ侍!一時休戦だ、いいな⁉︎」
「あ、あァ……分かった…!」

若造共め。
そう易々と逃がすものか。

駆逐してやる。

「落ち着けエルヴィン!」
「そうだぞヅラヴィン!」
「バカお前、それを言うなよ!侍にはデリカシーってもんがないのか⁉︎」
「えっ……じゃあやっぱり団長さんってヅラなの?」
「違ぇよ!たぶん!」
「多分かよ‼︎」

『銀さん!兵長!その話題はその辺に……はっ‼︎』

ゴゴゴゴゴ……‼︎

『ま、マズい!団長がスタンド出して怒ってる!』

「その日、俺は思い出した。キレたエルヴィンは巨人に匹敵する力を有すると云うことを」
「その日、俺も思い出した。ヅラっぽい人をヅラの話題で弄っちゃいけないと云うことを」

『アニメのエピローグ風に締めようとしても駄目だからね⁉︎』

ゴゴゴゴ……‼︎
「皆殺しだ」

総員「きィやああああ‼︎」



[泳がせてみた×銀魂/進撃]完
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