第4章 好き…
太輔との撮影が始まった。
私達のテーマは
「甘い恋愛」
だって。
だから、ピンクを中心にした
可愛い感じのセットになっている…
藤「愛梨、その衣装
ヤバイ///」
愛梨「え?何?」
何のことか聞こうとしたら…
ス「じゃあ、愛梨ちゃん!
目の前にあるお菓子を
藤ヶ谷くんにあーんしたり…
とにかくラブラブして!」
っというスタッフさんの指示がきた。
ラブラブって…
藤「だってww愛梨はやく!」
愛梨「え、ど、どうしたら…」
戸惑いながらもガラステーブルの上に
置いてあるマカロンを太輔に…
ス「イイね!もっとイチャイチャして!」
イチャイチャって(>人<;)
おどおどしてると…
藤「愛梨、こっち向いて?」
愛梨「ん??」
振り向くと…
グッ…
太輔が私にキス寸前の距離まで
近づいた。
愛梨「え、た、太輔!?」
藤「じっとしてて…イチャイチャ
でしょww」
そっか…何動揺してんの仕事だから
プロ意識を持たないと。
カメラマンさんをチラッと見ると
カメ「すごいっ!イメージにピッタリ」
って…びっくりしていた。
太輔は指示通り甘い恋愛のイメージを
作り出してるんだ…
私も期待に答えないと!
グイッ
私は太輔の首に手を回して
ほっぺにキスをした。
藤「え///ちょっ、」
愛梨「何よ、照れないでよ///
頑張ってんだから!」
カメ「おぉ!!二人とも今の
すっごくいいよ!その調子
もっと行こうか!」
私達は完全に仕事モードに入り
太輔に抱きついたり、背中合わせに
座ったり…見つめあったり、
もう完全に楽しんでた。
カメ「はい!オッケーで〜す!」
藤「ありがとうございました。」
愛梨「ありがとうございました!」
藤「愛梨!お疲れ!
俺マジでドキドキしたわ。」
愛梨「私もチョー緊張した!
お疲れ様。」
すると…隣から
カメ「おぉ!北山くんそれイイね!
凛ちゃんセクシーだよ!」
そう聞こえた…