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☆7色王子☆と同居生活!?

第2章 出会い


会社をクビになった日の
帰り道…

駅のホームで1人泣いて居た。

幸いこの日駅は人が居ないと言って
いいぐらいだったから、思いっきり
泣いた。

愛梨「なんで、私が…
なんで…っ…グスッ。」

そしたら、

「大丈夫ですか?」

誰かの声がした…男の人?

見上げるとそこには、私に
ハンカチを
差し出している人が

微笑みかけていた…

「あの、ここにずっと居たら…
風邪ひきますよ?家に帰ったら
どうですか?」

そんなことを言われても…
あの彼と同居してたから、
私に帰る場所なんてない。

愛梨「帰る所なんて…無い
…から。」

「え?あっ、そうなんだ…
ん〜」

私他人を困らせている…
ほっといて下さいと言おうとした時…

少し何かを考えていた男の人は

「じゃあ、俺ん家来ます?
って言っても
俺だけじゃ無いけど…(笑)」

この人、見ず知らずの私に家に
来ますって…

きっと、迷惑になるだけだ…

愛梨「いや、そんな
見ず知らずの人に迷惑かけるわけ
にはいきませんから…」

そう言うと、ハァとため息をついて。

「誰が迷惑なんて言いました?
それに、ここでずっと居て
倒れられたらこまるしね!」

そう言われてみれば、そうだ…
ここで倒れたら余計迷惑をかける。

「ね?」

愛梨「いいんですか…?」

「フフッ、当たり前!おいで。」

この人なんかフワフワした雰囲気の
人だけど…

私なんかに声をかけてくれた
事が嬉しくって…

私はその人に手を引かれ電車に
乗った。

その人の手はすごく暖かかった…



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