第10章 信じたかった。
もう、わかんない…
ただただ涙が溢れる。
愛梨「ゴメンね、太輔。
私…部屋に戻る。少し寝たい。」
藤「分かった。」
そう言って部屋を出たら…
「愛梨!」
愛梨「みつ…なんで…」
北「何でって…
愛梨、なんで別れよう
なんて言ったんだよ!」
愛梨「だってみつ…まいこさんと
付き合ってるんでしょ?」
北「え?愛梨なんか勘違いしてない?」
愛梨「勘違い?」
勘違いなんかするわけない!
愛梨「じゃあなんで、
まいこさんと嘘ついてまで、会ってるの?」
北「まいこさん?嘘?」
愛梨「これ…」
例の週刊誌を見せた。
北「!?」