第26章 もう大丈夫
裕太side
1週間前、
俺は麗から連絡を受け病院へ行った
「相談って何?」
麗「今、こうやって病院に裕太が来てくれたり、他のメンバーも時間あるときにお見舞い来てくれたりほんとにうれしいの。それでね、1つお願いがあって・・」
麗から突然お願いとか言われると緊張する・・
少し背筋を伸ばして「何?」と聞くと
麗「メイクしたい」
そう言われた
「メイクしたいって言ってもどうやって?自分にってこと?」
麗「そうじゃなくて、患者さんにメイクしてあげたいの」
「患者さんに?麗が?」
麗「そう!今は私、ヘアメイクの腕きっと落ちてると思う。でも、人にメイクして喜んでほしいって言うのは変わらないの。」
「そっか。でもさ、お医者さんに止められるんじゃないの?」
麗「・・そっか。止められちゃうよね・・・。」
さっきまでやる気であふれていたのに落ち込んじゃった!!
やばい!追い込んじゃった!!
「で、でも!いい考えだと思う!俺も先生に頼んでみる!」
麗「ほんとに・・?でも、裕太は先生に言わないで。患者さんにメイクするっていうのには喜んでほしいって言う理由の他にもう1つ理由があるの」
「もう一つの理由・・?」