第24章 よみがえる記憶
裕太に抱きしめられた
「離してっ!」
私は裕太を押した。けど、そんなの全然意味なくて
裕「離さない!!離すわけねーだろ!!」
裕太がそう言い、さっきより強く私を抱きしめた
「・・離してよっ。もう辛い思いしたくない・・っ」
裕「ごめん。麗に辛い思いさせるつもりなかった。あの日、楽屋に咲・・、俺の元カノが来てさ、階段下に呼び出されたの。」
「・・・」
裕「そしたら、告白された。俺は、麗がいるからって断ろうとしたらキスされた。そこを麗が見てた。」
「・・・そうだったんだ。私、てっきり告白OKして付き合うことになったと思って。事故にあうまでずっと泣いてた。」
裕「ごめんね。ほんとにごめん・・。」
「でも、まだ目覚めてないとき、裕太が私に謝ってるの知ってた。そのときは誰が謝ってるのかわからなかった。けど、今になって分かった。裕太だったってこと。」
裕「俺さ、麗が事故にあったのは自分のせいだからずっと謝りたかった。目を覚ましている麗の前だと何にも言えなくなりそうだったから、その時に言ったんだ。弱いよね・・」
「でも、目覚ましたとき傍にいてくれたのは裕太だった。逃げないでそこにいてくれた。私、目覚ましてないとき誰かの声が聞こえてその声の人に会いたくて必死に目覚まそうとしてた。だから、目覚めたとき笑顔で裕太が傍にいてくれてうれしかった。」
裕「ほんとに?俺のこと嫌いになってない?」
「うん、私の勘違いだったんだもん。」
裕「じゃあ、このまま恋人でいてくれるの?」
「あたりまえだよw」
裕「・・・っ」
裕太は泣き出した
「裕太?大丈夫?」
裕「麗のせいだよっ・・。優しすぎるから」
「ふふっw」
裕「なんで笑ってるの!」
「ごめんごめんwねぇ、いつでもいいからさキスマイメンバーに会いたい!私の記憶が戻ったこと内緒にしてさwサプライズってどう?」
裕「いいねwじゃあ、全員暇な日あったら教えるね?w」
「了解w」
そして、面会時間が終わり裕太は帰って行った
裕太が帰った後の病室は少しさびしかった
はやくまた会いたいな・・・・