第23章 思い出せ!
麗side
私は、目を覚ました後たくさんの検査を受けて少し体調が悪かった
そんなある日、部屋に男の人二人が入ってきた
どちらも背が高くて芸能人みたいだった
2人は私に挨拶してくれた
1人は横尾 渉さん
少し滑舌悪いけど、優しそう
もう二人は藤ヶ谷 太輔さん
低い声でクールなイメージ
2人とも仲がよさそう
すると、太輔さんが1枚の写真を見せてくれた
その写真には7人の人がうつっていた
ローラースケートを履いて笑顔で笑ってる写真
その写真を撮ったのは私らしい。
太輔さんと横尾さんがうつっているのがわかった
その中に玉森さんがうつっていた
玉森さんもこの2人と仲よかったんだ
なんかのグループなのかな・・?
それとも仲のいい友達・・?
私は何も思い出せない。
でも、その写真を見せてもらった後、たくさん話をして、泣いて、今までのことを話してもらった
私は、記憶を取り戻したい
ただそのことだけを思った
大切な人たちのために、必ず・・・
それから毎日太輔さんと横尾さんが病院に来てくれた
まだ何も思い出せてないけど、私の頭の中にはたくさんの情報が入ってきた
何もなかった病院生活に少しだけ明るい光が差し込んできた
思い出せ。全部。
思い出せ!!