第4章 初めての仕事
北山side
今日から新しいヘアメイクさんだったよな
顔合わせの時全然話できなかったし・・・
今日はちゃんと話せればいいな・・・。
そんなことを思っていたらいつの間にかメイク室の前まで来ていた
やっべぇ・・・・
早く来すぎた・・・。
どうにかごまかすしかないよな。
「おはようございます!ちょっと早かったんですけどお願いしてもいいですか?」
って全然ごまかせてねーわ・・・汗)
麗「はい、大丈夫です。こちらにどうぞ」
と声をかけてくれた
とにかく、あいさつしなきゃな・・。
「今日からだよね?よろしくね」
すると君は
麗「あ、よ、よろしくお願いします」
と緊張しているのがこっちにまで伝わるくらいカタコトであいさつした
そんなにがっちがちじゃ話ずらいな・・・。
「そんな緊張しなくていいのにw俺のことミツかみっくんって呼んでくれればいいから」
これじゃだめか?
「え!?いや、それは・・・」
やっちまった・・。逆に戸惑わせちまった・・・。
でも、もう引けないし・・・
「ねっ?敬語だとやりづらいしw」
すると君はいいんですか?とやっとOKしてくれた
みっくんって呼びますねって小さい声で言う君
嫌だったかな・・・
次どうしよう。あっ、君のことはなんて呼べばいいだろう・・。
「俺はなんて呼べばいいの?」
って聞いたら
「戸田でいいですよ?」ってめちゃくちゃ謙虚に答えるし・・。
思い切って、「麗ちゃんって呼ぶことにするから」
なんて言っちゃった。
君は「えっ?w」と驚いていたけど
「麗ちゃん?」
と言ったら返事してくれたから
「返事したってことはいいってことだね?麗ちゃん?w」
とまどいながらも君は「わかりました//」って顔を赤くして言う それも笑顔で
初めて君の笑顔をみた
うれしくなって、
「やっと笑ったー!」
なんて言ってしまった。
君は「えっ?」と笑っていなかったことに気づいていなかったらしい
かわいい・・・//
そんなことがあって時間が過ぎているのに気が付かなかった
それを教えてあげると君は
急いで俺のメイクをしてくれた
少しでも距離縮まったかな?