第22章 お見舞い
宮「どうした・・?玉・・」
いつもと違う表情の俺を見て宮田が声をかけてきた
二「ん?何々?」
千「何したのー?」
「・・みんなに伝えなきゃいけないことがあるんだ。」
藤「・・なんだよ」
ガヤは俺がいつもと違うってことに感づいてる
他のメンバーも感じ取って沈黙が続く
「・・・あのね、まず1つ目。麗が目覚ました」
千「うそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
二「まじでーーー!!!!!」
横「よかった・・・。」
みんなが喜んでる中ガヤだけは俺の顔を見ていた
藤「・・なぁ、玉。1つ目ってことはまだ伝えることあるんだよな?」
やっぱり、感づいてる
「うん・・。2つ目は、麗の・・・」
伝えなきゃ・・。
伝えなきゃいけないのに、声が出せない
北「・・玉、つらいことなのかもしれないけど言ってくれなきゃわかんない。」
そうだよな・・。俺が伝えなきゃいけないんだ・・・
「・・麗の記憶がっ、ないんだ・・・っ・・」
藤「・・・・」
宮「うそでしょ・・・」
千「えっ、俺たちのこと覚えてないの・・?」
「まだ俺らのことに関しては聞いてない。だけど、自分の名前・・言えなかったんだよっ・・・」
北「・・・玉、ちゃんと言ってくれてありがとな。つらかったよな」
俺は、なにかがひっかかっていた何かが外れたように泣きまくった
「・・・う、ぅぅ・・・俺のせいで・・・っ」
ひたすら泣いた