第10章 責任とらせていただきます(PART2)
「……近藤……」
「ん?」
「あっつい……」
ぐでーっとするを見てハッとする。こいつ逆上せてやがる。今の「あっつ い」がエロいとか思ってる場合じゃねえ!
「ッ、今助けてやるからな!」
「声でけえよアホ……」
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「大丈夫か?」
「ダメ……」
湯船からを連れ出した俺は、身体を拭いてベッドに寝かせて団扇で扇いで やっている。はぐったりしたままだ。
「悪い、逆上せるとか全然考えてなかった」
「いや……俺も……アレだったし……」
盛ってたんですねわかります。 パタパタと懸命に扇いでいるうちにだんだんの火照りも冷めてきた。と同時に体温が下がって眠くなったのかの目がとろんとし始める。
「?」
「……ん……」
「眠いのか?」
「…………ねむくない……」
絶対眠いだろ。何の意地だそれは。
「眠いなら寝ろ、どうせこんな時間じゃ泊まってくしかねえんだから」
「……まだ……」
「ん?」
ポツリと呟くの口元に耳を寄せる。 と、
「まだお前イってねえだろ……」
……律儀な奴め。そして可愛い奴め。 どうやら俺がさっき風呂場で勃たせたまま出してないのを気にしているよう だ。そんなこと気にしねえでいいのに。
「アホ、もうおさまったっての」
「じゃあ寝る……」
「決断早ぇな!」
言った瞬間にはは既にすかーと寝息をたてていた。早ッ! おやすみ三秒かこいつ。 ため息と同時に笑いが溢れる。
「……次は湯船抜きで風呂だな」
そんでもって鏡で羞恥プレイな。
*END*