第9章 ドS×ドS(PART2)
「ひやぁっ、あぁッ……んッ、んぁっ」
「総吾、愛してる」
総吾の頬を両手で包み込み、思いを伝えれば中がきゅっと締まり総吾の身体が痙攣しだした。
「あッ、あッ、あッ、やああぁッ」
身体を震わせ果てる総吾を見て俺はニヤリと笑う。
「愛してるって聞いて、イっちゃったの?」
「そ、そんなんじゃないでさぁッ」
総吾は照れ隠しのつもりか顔を腕で覆い赤い顔を隠して反論してくる。違うの?なんて悲しそうな声で聞くと慌ててこっちを見た総吾の顔を包み俺だけを見るように固定した
「やっと、こっち見てくれた」
はめられたっと俺から逸らそうとするが固定されてるせいで叶わない。俺はそのまま、また律動を開始する。それに驚いたのか、いきなりの快感にかびくりと腰を跳ねさせ目を見開く。
「俺、まだイってないんだよね。俺のことも気持ちよくさせて…」
そう言って固定された総吾の唇にキスをする。
「んうッ、ぷはっ、ああぁ、もうむりぃッ」
強い快感に頭を振りイヤイヤとするが快楽に負けての首に腕を回しすがりつく。
「いやぁぁぁ!」
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あの後、お互い倒れるように布団に入り抱きしめあって寝ていた。
「、俺が風邪って誰から聞いたんですかぃ?」
土方さんだと素直に答えると一気に総吾の顔が怒りに溢れる。
「後で、ズタボロにしてやりまさぁ」
おー、怖っ!
「それに、もでさぁ。風邪だってのに無茶苦茶にしやがって」
恨めしそうにこちらを見る総吾に俺は笑いながら謝った。
「ごめんね。でも、総吾があまりにも可愛いくて」
「可愛くないでさぁ。俺が風邪だってが知ったらこうなると思って、口止めしといたのに無駄だったでさぁ」
総吾は、悔しそうに唇を噛みしめている。
「まあ、これで一勝一敗ということで総吾は薬飲んで早く元気になれよ」
じゃなきゃ、つまんねえだろと言うと望ところでさぁと宣戦布告というものをしておいた。
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「土方コノヤロー!!!」
あれから、数日後。
只今、午前8時半を過ぎた頃総吾はすっかり元気になり俺が妬くくらい土方さんを追いかけ回している。
それを横目にどうか次も俺が上でありますようにと祈る俺。だってお互いに、形勢逆転を狙っているのだから。
*END*