第8章 保健のイケない課外授業
「春だな」
「この手は春のせいか? あ?」
「さあ」
平日午後のこと、保健室に訪れた現代文教師、銀八の腕に閉じ込められたはコー ヒーを片手にため息をついた。
「授業は」
「今日はもう午後ないの知ってるくせに」
「暇だからって来んなっつってんだろ。んなとこ生徒に見られたらな、」
「だぁからほら、鍵とカーテン」
閉めたから、と耳元に寄せられる唇。眉を寄せて唸ったは、銀八の顔を引き寄せると乱雑に口付けた。
目をぱちくりとする銀八に、平時でも「機嫌悪いのか?」と問われそうな顔を向ける。
「これで満足しろ」
「出来るわけねえだろますます足りねえわ」
「昨日も相手してやったろーが。猿かよ」
服の下に入り身体をまさぐる手をが叩くが銀八は止めず、項に唇を落とし指先で胸の尖りを擦った。
「ん、」
「まだ少し腫れてるな……あのあと自分で弄くったのか?」
「んなわけあるか……」
そう呟くの声に欲の色を感じ、銀八はほくそ笑むと片手で乳首を弄りながら下半身にも手を伸ばした。
スラックスの上から撫でるようにし、背後からは自らの硬くなったものを布越しに押し当てる。
「ッあ……」
「わかるか……? 俺の当たってるの」
「ん、押し付けんな、ん」
そう言いながらも身体はーーと銀八は口角をつり上げた。
ゆっくりと熱を持ち出したのちんこを布の向こうに感じ、チャックを下ろしてやる。
の手からコーヒーを奪い適当に置くと、意外にも整頓されているデスクにうつ伏せにその身体を押し倒した。
「おいおま……」
「どうせもう止められねえし逃げられねえんだから大人しく喰われちまえ」
「せめてそっちだろうが、んッあ」
そっちとベッドのほうを見たに構わず銀八がちんこに直接触れ扱く。
銀八もズボンごと下着を落とすと背中に覆い被さり、の太ももや尻に硬くなったものを擦り付けた。
男の肉付きだが肌に擦れる感覚は気持ちが良い。先走りを滲ませるの先端を親指で擦る。
「あふっ……は、銀八」
「デスクに乳首擦れて気持ちいいか?」
「ざけんな」
「でもほら……さっきより腫れてる気がするけど」