第7章 言い訳の後は……
「いやだあ、高杉さん、高杉さんッ……あ、い゛ぅッ」
ツプ、とアナルに何かが入ってきた。高杉の指だ。と同じような、骨張った男らしい長い指。
それがズブズブと奥のほうまで、
「嫌ァあッやだ、痛ッあ、やめろッ嫌だあぁッ」
「っせえな喚くな。慣らしてやってるだけありがたいと思え」
思えるわけがない。ズクズクとした痛みやアナルに指を突っ込まれるという屈辱感に襲われは嫌だと繰り返すしかない。
せめて腕が自由ならどうにかなるかもしれないのにとますます高杉を恨む。
高杉は構わず指をピストンのように動かした。
「うう、はあ、ぅ゛、いッ、う」
「もう少し力抜け」
「ッく……!」
いっそ折る勢いで締め付けてやろうかとも思ったが、長い間刷り込まれた鬼上司の記憶に敵わず深い呼吸を繰り返す。
「はあッ……は、」
「素直だな。……ご褒美をやろう」
ニィ、と笑んだ高杉が指をクッと動かしある場所を擦る。
「ッあ?」
ピクッと身体が跳ねた。最初は何だかよくわからない、しかしそれが擦り続けられすぐに快感に変わっていく。
しかも、ただならぬ快感に。
「ひッ、ひあぁあ、あ、ああッうぁあッ! や、や、ソコぉッ」
「イイだろ? 知ってんだろ前立腺、良かったなあこの気持ち良さが味わえて」
俺は興味ねえけど、と続けてさらに強く前立腺を擦る高杉。ちんこもビンビンに勃ち上がり、前立腺を擦られる度に先走りを垂らしている。
指が二本に増え、さらに三本に。
「んあぁああ、あッあぁあ、あ」
「涎垂らして……」
「ひィ、あッあぁ、た、高杉さぁ、高杉ッさあぁあッ」
とどめにペニスを扱かれビュル、と精液が飛ぶ。荒く息をすると高杉がクツリと笑った。
「男の名前呼びながらイくって、どうなんだ女好き」
「ふァ……ッ」
ぐちゅりと中を大きく掻き回し、高杉の指が抜かれる。
「ハァ、高杉、さん……」
「これくらいでへばんじゃねえぞ」
「んぁ、」
ツンツンとアナルをつつかれ思わずキュッと締める。高杉は喉で笑うとベルトを外しチャックを下ろした。
そして下着をずらし逞しいちんこを取り出す。
「あ、た、高杉さ、」
「嬉しいだろ……? コレがお前ん中入って、イイとこ擦るんだぜ」