第7章 言い訳の後は……
あまりの痛みにが目を見開く。
「ッあ゛、い……ッ!? や、と、取ってえ、取ってくださ、高杉さッ」
「馬鹿か、取りたきゃ自分で取れ」
「じゃあ腕ほどいてくださいよぉッ……!」
「無理」
滅茶苦茶だ、とは改めて上司の鬼っぷりを感じる。
女好きの更正だなんて言って実は部下を苛めて遊びたいだけなんじゃと頭の隅で思った。
「ホ、ント、痛いッから、ァ、高杉さんってばぁあ……!」
「へえ、どれ」
「ッあ゛!」
ピン、と亀頭を指で弾かれ電流が走ったような痛みに襲われる。
「ひッ……!」
「何泣いてんだよ」
「痛いって言ってんでしょ!」
「チンポ痛ぇくらいで泣くんじゃねえ根性なしが」
「い゛ぁあ痛いッ!」
ギンギンのちんこをさらにキツく縛られはボロボロと涙を溢した。
本当に痛いというのにこの鬼ときたら。
「お、お願いですから、取って……! も、ッひぐ、いやぁ……ッ」
「反省したか?」
「した、しました、ホントッしたからッあ、ッあ……んあッ」
必死に頷くに薄く笑うと高杉はちんこを拘束するネクタイをほどいた。
解放感に息をついた瞬間亀頭を擦られは跳ねた。
ドロ、とした精液がちんこの先からゴプゴプと溢れ出す。
ゆっくりと長い快感には震えた。
「は、あー……あ、ぁああ……あッ……!」
「気持ち良さそうだな」
「んう……」
ふにふにと涎にまみれた唇を親指で弄られはうっとりと高杉を見上げた。
頭がぼやけて、ただ気持ち良いということしか考えられない。
快感に浸っていると高杉が「さて」と呟いてベッドを降りた。
そしてすぐに戻ってきて何かのボトルのキャップを外す。
見覚えはある。ローションだ、とはぼんやり思った。
「高杉、さ……?」
「お前なら何に使うかくらいわかるよなあ?」
「……嘘、でしょう……」
この状況で純粋にローションの用途を考えれば答えは一つだ。はゆるゆると首を振る。
「やめ、やめてくださいッ……何で、嫌です、俺反省、しましたってばッ……」
「だからネクタイは取ってやったろうが」
「な、ぁッひ、」
冷たい。他人に触れられることなどない場所にたっぷりとローションが塗り込まれる。やはりそういう意図なのだ。