第3章 マヨのお仕置き
「ほら、しっかり見とけよ」
「やっ…あ、やぁっン…だめッ…ぁ」
ゆっくりと再開される手淫に、無意識に腰が揺らぐ。
見たくない……そう、間違いなくそう思っていたのに、気がついたら目が離せなくなる。
魔力的な何かに支配されたかのように、俺は涙を流して膨張していく自らの性器をじっと見て、その生々しい姿に息を荒げる。
「はっ//駄目っぇ//ぁ、あぁ…ぁ、ぁっぁぁ」
浅い呼吸が、一層小刻みになる。
上り詰める感覚が、手に取るようにわかる 。
マズイって思うと同時に、その思考ごと、 全てが白く染まる。
「ん、っく、ぅぁ、あっぁっぁ、あぁ――っ!// 」
下腹部が一度ビクンと大きく震えて、その後は腰の辺りが軋むように細かく痙攣する。
その感覚とほぼ同時に吐き出された精は、 重力に逆らって、俺の胸まで飛散し、付着する。
「ぁぁ…ぁ…」
身体が熱いのに鳥肌が立つ、妙な感覚。
虚ろな声で呻く。
土方さんの手は、強烈な刺激を与えるのはやめたものの、先走りと精液でベタベタの俺のをゆるゆると撫で続ける。
「…ぁ…ぅ」
達したばかりの身体には、その程度の愛撫ですら、かなりの刺激だ。
嗚咽を呻く俺の顎を掴んで自らの方へ向けると、土方さんはまた、小さく口付けた。
「ん…」
一度極限状態を体感すると、そこからは、 身体の様子が可笑しくなる。
火照りが辛い一方で、一層の熱を求めて、 何かに縋る。
せめて、痛い目でも見せてくれれば、こん な感覚にはならないだろうに。
「ぁっ//ひじ、かたさんっ//」
これは、きっと夢だろう。
こんなわけのわからない展開…仮に、沖田隊長辺りなら…ありとあらゆる手段で人を甚振る性格だし…ありえるかもしれないけど…
あ、で も…ありえるとしたらもっと酷い目にあうか。
どっちにしても、土方さんとなんて流石にありえない。 気がついたら、俺は自分の足を割り開く土方さんの足に、それとは少し違う形で足を掛けていた。