第2章 気持ち伝わりますか……?
「ちょ、俺達、男同士っ…」
しどろもどろに言うと銀時は悪戯な表情から急に真顔になった。
「は」
俺を覗き込む鋭い視線は何もかも見通しそうで怖くなる。
「俺を押し返さなかった」
銀時の手が、俺の髪を撫でる。 まるで壊れ物を扱うように。
「俺を欲しいと思った」
否定せず眼を逸らした俺、それを見て悦に入る銀時。
「ほら、今も俺が欲しくて……」
わざとゆっくり言いながら 髪を撫でてた指を 頬から首筋、鎖骨へと移し
「たまらねぇんだろ」
いやらしく笑った。
片方の手で俺の腰を掴み わざと自分の腰に押し付ける。
熱く硬い、お互いのそこは 苦しい程ぱんぱんで じっとり湿ってるのが 布ごしでも伝わってきた。
熱い、熱い、熱い…、身体全部に熱をもっていく俺は気温のせいで暑いのか、銀時のせいで熱いのか分からなくなってくる。
乱暴に服を脱がされ メチャクチャに強く 抱きしめられた。
「…身体すっげ熱い」
自分なに服着たまま 俺の裸触ってんだよ、なんて悪態をつこうとした、その時、
いきなり腕を引かれて 膝立ちになる俺の背後に回って、
何をするかと思えば、熱くヌメった舌で背筋を 腰骨から首へ舐めあげて
「あぁっ、や…だぁっ」
その感覚に俺はガクガク震える。
先走りがポタポタ落ちて 太腿を濡らした。
両手を後ろで戒められ 腰を揺らす俺に
「えっろ…」
低い声で銀時が呟く。
「銀時、手ぇはなせ」
自由を奪われて、感じている自分を知られたくないのに身体は素直に快楽に反応する。
「はっ…」
ギラギラと欲情した眼で俺を見つめる銀時は自嘲ぎみに笑う。
「、もう銀さん止められないや」