第14章 帝光祭〜スタンプラリー編〜

第五ゲームは第一ゲームと同じ二人三脚


再びバンドで足を固定し肩を組んで、私達、大輝達、さつき達はほぼ同時にスタートした

黒桃「いち、に、いち、に、いち、に」

私赤「いち、に、いち、に、いち、に」

さつき達よりは若干私達の方がリードしてるけど、大輝＆涼太はケタ違い速い

青「黄瀬‼︎ もっと走れ‼︎‼︎」

黄「くそっ、コレが限界っスよ‼︎‼︎」


『ハァハァ…大輝達速すぎだよ…‼︎』

赤「仕方ない、奥の手を使おう」

『ちょ、征ちゃん⁉︎⁇』

赤「そのままジッとしておけ」

征ちゃんは片手で私を抱えて全速力で走り出した

『なっ、征ちゃん‼︎‼︎ 確かにこれなら追いつけるかもしれないけど…重いよっ‼︎ 降ろしてっ‼︎』

赤「ハァハァ…俺は勝負には負けたくないからね‼︎ それに友香は軽いから大丈夫だ‼︎‼︎」

そう言って全速力で走る征ちゃん…

でもやっぱり大輝達のペアには追いつけなくて“ぁ、負けた”と思ったそのとき


ドゴォオオオ


って凄い音がして大輝＆涼太ペアは巨大な網に捕らえられていた

最後の最後にトラップがあったみたいだ


青「くそっ、何か嫌な予感はしたんだよ‼︎」

黄「だったらよけてほしかったっス‼︎‼︎」

青「仕方ねえだろっ、あと少しってとこでトラップがあるとは思わねーだろ‼︎‼︎」


（‼︎‼︎ 大輝達がトラップに引っ掛かった……てゆうことは……‼︎‼︎）