第13章 帝光祭〜クラスの出し物編〜
虹村side
俺はクラスの出し物も終わり休憩に入っていた
(ちょっと、アイツのとこでも覗いてみよーかな)
そう思って2年の階へ降りた
(何だこの行列⁉︎⁇)
アイツのクラスへ着くとすげぇ行列が出来てて、すげぇビビった←
(執事カレー? そんなカレーが美味ぇのか? ま、でもこんな行列じゃ中に入るのは無理だな;;;)
諦めて帰ろうとしたそのとき
『虹村先輩っ‼︎‼︎‼︎』
「ん?…………っ///////」
(何でこいつメイド服なんか着てんだよっ//// まじでヤベェ///// 行列の原因分かったわ///)
『虹村先輩、来てくれたんですか?』
「あぁー、いや、まあ……な。でもこんな行列じゃ無理だろ。俺帰るわ」
『せっかく来てくれたのに…申し訳ないです……。あ、じゃぁ……』
「ん?」
『いってらっしゃいませ…ご主人様……/////』
(ヤバイ、こいつは可愛いすぎる////)
そう思った俺は考えるよりも早く体が動いていて、コイツの腕を掴んで俺の方へ引き寄せた
そしてコイツの耳元で
「すっげェ可愛い。似合ってる」
って囁いたのは良いが…
恥ずかしくなって赤くなった顔をコイツに見られないように、すぐコイツの腕を離して俺は振り返ってその場を後にした
いつもみたいに頭ポンポンするのは忘れずに
(あぁーー、“可愛い”とか柄にもないこと言っちまったなーー////)
と思いながら自分のクラスへ帰った
友香side
(修ちゃんに初めて“可愛い”って言われた…///)
私はクラスの子達が呼びにくるまでその場を動けなくて立ち尽くしていた