第12章 私の居場所
私がリビングへ戻るとシーンとしていた
『どうしたの、皆?』
黄「あ、あのゆかっち…」
黒「黄瀬君っ‼︎‼︎」
黄「で、でも…」
青「あーもー、気になるんだからしゃーねーだろっ」
桃「ちょっと、大ちゃん‼︎‼︎」
青「友香、お前家族いねーのか?」
『…………‼︎‼︎』
赤「友香?言いたくないなら俺たちは聞かないよ…」
『……ううん、皆に聞いてほしいの』
緑黒「友香…/友香さん…」
それから私は自分の家庭環境を話した
父親が医者で母親はマッサージ師
そのおかげで疲れや怪我に詳しく、マッサージが得意なこと
見ただけで分かるのは、両親の仕事場で患者さんを近くで見ていたからだということ
母親はすごく自分を愛してくれていたこと
父親は自分に無関心だったこと
そんな母親が死に、父親は若い女性と再婚したこと
新しい母親は友香を嫌っていたこと
そのせいで家を追い出され今の家に住んでいること
包み隠さず全て話した