第10章 黄と出逢う
帝光はあれから次々とシュートを決め見事勝利
その帰り道
黄「ちょっとだけ言ってたこと分かったスけど、“すべきこと”ってのがもし自分を犠牲にしなきゃいけないんだったら、俺には無理っす。黒子っちがすげーのは分かったスけど、それって楽しいんスか⁉︎⁇」
『フフ、黄瀬君がテツ君の凄さを分かってくれて良かった。テツ君はね、自分が犠牲に〜とか考えてないよ。チームへのために自分が何ができるか…』
黒「楽しくないです。……負けたらもっと。」
黄「‼︎‼︎」
(勝利への純粋さ…ッスか)
黒「それより黄瀬君、友香さんに謝ってください」
『え、テツ君何言って…』
黒「僕のことを好きに言うのは良いですが、友香さんに当たるのは違うと思います」
黄「うぅ〜、ごめんなさいっス」
『ううん、私も選手じゃないのに出しゃばちゃったから……ごめんね?』
黄「いや、あれは俺が悪いっス‼︎」
『フフフ、じゃぁ仲直りだね♪ 良かった、黄瀬君にあのまま嫌われたらどうしようかと思っちゃった』ニコッ
黄「〜〜っ///////」
(笑顔初めて見たっスけど、破壊力半端ないッス//// まじで可愛いッス/////)
黒(友香さんの天使スマイル←に黄瀬君も落ちましたね……。 またライバルが増えてしまいました;;;;)
黄「ゆかっちーーーー///// まじで可愛いッス///」
と叫びながら黄瀬君は私のことをギューっと抱きしめてきた
『っ/// ちょ、ちょっと黄瀬君‼︎ 苦しいし、恥ずかしいよっ///』
黄「グハッ/// 照れた顔もまじ半端ないっスね〜///」
黒「黄瀬君、友香さんから離れてください。迷惑です。それにさっきから、◯◯っちって何なんですか?」
黄「俺、尊敬する人には◯◯っちってつけるんス‼︎ だからゆかっちも俺のこと“涼太”って呼んでほしいっス‼︎‼︎」
『いきなり呼び捨てとか無理だよ〜っ;;』
黄「“涼太”って呼んでくれるまで離してあげないッスよ〜?」
『えーーーっ////』
黒「黄瀬君、調子に乗りすぎです。ウザいです。」
黄「黒子っち、ヒドッ‼︎‼︎」
そして私は黄瀬君のことを涼太と呼ぶようになり、この練習試合の後からかなり懐かれたのはいうまでもない←