第47章 それぞれの高校
青峰side
俺は今日も授業をサボって屋上に来てる
これから寝ようかなってときに久しぶりに聞く声がした
『っ大輝⁉︎ またサボってるの⁉︎⁇』
「友香か…」
(こいつと話すの随分久しぶりだな…)
『推薦で高校決まってる人は余裕だね〜』
なんて言いながらこいつは俺の隣に座った
「お前だってサボってんじゃねーか。まあお前の成績ならどこでも余裕だろ」
『そんなことないけど、今日はサボりたい気分だったの‼︎ しかも大輝に会えるなんてラッキーだね♪』ニコ
「っ……///」
(ラッキーってなんだよ///)
こいつの笑顔はやっぱり可愛くて、思わず言葉に詰まっちまった
「お前、高校どこ行くんだ? 赤司んとこか?」
『皆にそう言われるんだけど…;;』
「そりゃそーだろ、お前ら付き合ってんじゃねーの?」
(学校でも噂されてるしな。しかもいっつも一緒にいるし)
『付き合ってないし、赤司君と一緒の高校には行かないよ』
「‼︎‼︎ …っ…じゃあ、俺と一緒に桐皇に来い」
気づけば俺はそんなことを言っていた