第43章 バスケットはもうやめます
全中三連覇を成し遂げた翌日の部活前
ミーティングルームに入ろうとしたとき、中からこんな声が聞こえた
黒「僕はあの日の勝利が今までのどんな挫折より苦しかった。あんな思いは2度としたくありません。忘れることもできない。だから……バスケットはもうやめます」
『っっ‼︎‼︎‼︎』
テツ君はそう言ってミーティングルームから出てきた
『テツ君……‼︎』
黒「 ‼︎ 友香さん、すみません…。僕は弱いです……」
『っそんなことない‼︎ 私…信じてる……‼︎ テツ君はバスケやめないって…‼︎ それに約束したもん‼︎‼︎ 私まだまだテツ君に何の協力もできてない……』
黒「……すみません。……約束は…もう…いいです」
『っ……テツ君‼︎‼︎』
テツ君はそう言って、体育館から姿を消した