第42章 絶望の全中三連覇
そして試合会場に着いた瞬間、私たちが見たのは
青「…ありゃ。せっかく抜かせたんだからちゃんと決めてくれよ。オーイ紫原ー‼︎」
紫「あいよ〜」
あっ君のオウンゴール(自殺点)だった
司会「ここでタイムアップ‼︎‼︎ 帝光優勝ー‼︎‼︎ そして前人未到… 全中三連覇達成ーー‼︎‼︎‼︎」
電光掲示板に写し出されたのは
帝光111-11明洸の文字
黒「……っ‼︎‼︎‼︎」
(両チームの点数を1に…? 最後のオウンゴールもわざと……?)
黒「荻原君っ‼︎‼︎」
テツ君が叫ぶ
荻原「……黒子」
私たちに振り返って見せた荻原君の顔は、まさに絶望といった感じで目に光がなかった
『………っ‼︎‼︎』
黒「赤司君… なんで……」
(これは… ヒド過ぎる……)
黒「うっ…ぁ…あっ……ぁあぁあ」
テツ君は声にならない叫びと共に涙を流していた
『……っ……うぅ…』
それを見た私も泣いた