第37章 もう1人の赤
部室にて
黄「さっきの赤司っち…… まるで別人っスよね……?」
(今までゆかっちに抱きついて注意されることはあっても、あんな風に言われることはなかった……)
緑「…………。」
(別人……まさにその通りだ。だが俺は知っている…。あの雰囲気は今まで何度か見てきた“アイツ”そのものだ)
黄「…………。」
(緑間っち、ずっと何か考えてる……。俺、納得できないっス‼︎ いきなり“友香に触れるな”とか言われても… でも、あの有無を言わさない雰囲気… 赤司っち、ほんとどうしちゃったんスかね……)
紫「……………。」
(赤ちん…別人みたいに冷たい目をしてた……。ゆかちんとも今までみたいにできないし… ほんと部活行く意味もう無いかも)
それ以上、誰も赤司について触れなかった