第37章 もう1人の赤
紫「じゃー俺あがんね〜お疲れ〜」
『ちょっ、あっ君‼︎』
紫「だから〜、ゆかちんはもー良いってば〜。あと明日からもちゃんと来れば良いんでしょ練習〜」
赤「いや……練習に来るか来ないかは好きにすると良い。試合に勝ちさえすればな」
紫「……⁉︎⁇」
緑「何を言っているのだよ、赤司‼︎ それではさっきと言ってることが……」
赤「緑間、黄瀬についても同様だ」
緑黄「「⁉︎⁇」」
赤「今の1on1で分かったんだよ。僕達のレベルではもはや無理に足並みを揃えようとする方が無駄だ。むしろ合わせない方が効率が良い」
部員「そんな… それじゃもうチームプレイをするなって言ってるようにしか……」
赤「その通りだ。勝つためには選手が最大の力を発揮できる形を目指すのが当然だ。僕達(キセキの世代)にとって、チームプレイは邪魔なものでしかない。そう言ったんだ」
部員「…………⁉︎」
赤「それと涼太に敦。今後一切僕の目の前で友香に触れるな」
『……⁉︎⁇』
紫「…………。」
黄「ハァ⁉︎ 赤司っち何言って…」
赤「僕の命令は絶対だ」
黄「………っ」ゾクッ
その後、部員達は部室へ着替えに行き、私は征ちゃんに体育館へ残るように言われた