第32章 番外編 2度目の帝光祭
黒「シンデレラが会場についてすぐ、バンッと勢いよく広間のドアが開かれました。途端に周囲がざわつきます。」
紫「王子様がやっといらしたのね〜」
赤「黄瀬より絶対俺の方が似合う←」
黒「………王子様はキョロキョロと誰かを探すように視線を泳がせます。そしてその人を見つけると他の女性には目もくれずに歩み寄って…」
黄「ゆかっちーーっ/// まじそのドレス姿可愛いっス/// あぁ、またゆかっち直視できない病←にかかりそうっス////」
↑スタンバイ中だったため友香のドレス姿を一度も見ていない
『ちょ、ちょっと王子様‼︎‼︎ いきなり抱きつくのはやめてください;;; と、とりあえず踊りましょう』
黄「はいっス///」
黒「………なぜかダンスをシンデレラから誘い、2人は広場の中央に足を進めました。くるくると優雅に踊る王子とシンデレラは1枚の絵のようで、周囲の者は羨望の眼差しでそれを見ていました」
紫「きーーっ、シンデレラめ‼︎ よくも王子様と‼︎‼︎(棒読み)」
赤「くそッ、王子様め‼︎ 何であんなシャララな奴とシンデレラがっ‼︎‼︎」
紫「赤ちん、セリフ逆になってる。………てゆうかも〜い〜や。何かめんどーだし」
黒「………ひそひそと話すのはシンデレラの継母と義姉です。中央で踊る2人を悔しそうに見つめています」
舞台裏
緑「赤司‼︎‼︎‼︎ 何度言えば気が済むのだよっ‼︎‼︎‼︎ これでは意地悪な継母じゃなく、シンデレラに溺愛する継母なのだよ‼︎‼︎‼︎」
赤「俺に悔いはないっ‼︎‼︎」←
青「もう辞めろ、緑間…。コイツには何を言っても無駄だ;;」
紫「誰かお菓子持ってない〜?」
桃「ムッ君、まだ劇終わってないから…;;」