第24章 Trick or Treat
夏も終わり季節は秋、10月31日のお昼休み
私とあっ君は2人でせかせか準備していた
『あっ君‼︎』
紫「ゆかちん‼︎」
『今日は私たちのための日だよ‼︎』
紫「ハロウィ〜ン」
『とゆうことで、皆にお菓子もらいに行くぞーっ‼︎』
紫「おぉーっ‼︎‼︎‼︎」
2mの巨人と155cmの凸凹コンビは廊下を駆け出した
『とりあえず、あっ君と同じクラスだし涼太のとこでも行く〜?』
紫「ん、そだね〜」
私たちは涼太のクラスへ行くことにした
『涼太〜っ‼︎‼︎』
黄「ゆかっちに…紫っち⁉︎⁇ どーしたんスか⁉︎ その格好‼︎ いや可愛いスけど…;;」
そう、実は私たちはお揃いの角を付けて、あっ君はマント、私はステッキを持って、微コスプレをしているのだ←
『トリックオアトリート‼︎』
紫「お菓子くれなきゃ…捻り潰すよ?」
黄「うわぁ〜って…捻り潰さないで欲しいっス‼︎‼︎ ほら、ポッキーあげるから‼︎‼︎」
紫「黄瀬ちん、ありがと〜」
黄「ゆかっちは俺とポッキーゲームっスよーっ‼︎ はい」
と1本のポッキーを咥えて私に「ん」と向いてくる涼太
『えっ……じゃぁ…』
と私も涼太が咥えているポッキーの反対側を咥えようとしたとき…
紫「黄瀬ちん? 捻り潰すよ?」
とあっ君が涼太の頭を鷲掴みにした
黄「いいいい痛いっス‼︎ もうしない、もうしないから捻り潰さないでェ‼︎‼︎」
涼太の悲痛な叫びが通り、一命をとりとめた←
紫「ゆかちん、次行こ次〜」
『そだね。じゃあ涼太ありがと〜‼︎ またね♪』
黄「ぅぅ〜〜…」
(俺、お菓子取られて捻り潰されただけじゃん…←)