第22章 3年生の引退
『っ//// しゅ、修ちゃん…////』
虹「嘘だよ。俺だって寂しい。そんぐらい分かれよ、シメるぞ」
『っっ‼︎‼︎‼︎ うん……っ…ヒック』
虹「だーかーらー、何でいっつもお前が泣くんだよ」
『っ私が…修ちゃ…うっ…の代わりに泣いてるの……ヒック』
虹「俺は泣かねーよ」
『それでも……っ…代わり…なの…うっ』
虹「あーー、分かった分かった。 じゃあ思う存分泣け」
『っっうわぁあぁあん……修ちゃ辞めないでぇ』
虹「何、無理なこと言ってんだよ;; お前がそんなだとアイツら困っちまうぞ?」
『ふぇ〜……うっ…うっ……』
虹「それで良いのか?」
『…っ………だめ…』
虹「だろ? ならそんなこと言ってんな」
『……はぃ。私…最後まで修ちゃんに頼り…っぱなしで……うぅ』
虹「1人で泣かれるより、俺がいるとこで泣かれる方がマシだ」
『ぅぅ……やっぱり修ちゃんは優しい…///』
虹「何今度は笑ってんだよ……お前だけだっつーの」
『えへへ……修ちゃん大好き///』
虹「っ/// ……知ってる」
(こいつの“好き”が恋愛感情じゃないってことも…)
『ぅん……』
虹「俺ら3年がいなくなってもアイツらなら、大丈夫だ」
『……はい』
虹「だが、どんなに凄いプレーしてても中身は普通の中学生だ。お前が支えてやれ」
『はいっ』
虹「友香ならできる」
『ぅん…修ちゃん……ありがとう』
修ちゃんは私が泣き止むまでずっと抱きしめてくれていた
いつもみたいに頭をポンポン撫でながら…