第21章 全中二連覇
赤「これが最後だ。勝てば優勝そして二連覇となる。何か言いたいことはあるか?」
緑「一本でも多く3Pを決める。それだけなのだよ」
青「別に何もねーよ」
紫「ん〜、早く終わらせてお菓子食べたい」
黄「何か皆バラバラじゃないっスか⁉︎」
赤「フッ……かまわないさ。バラバラの個性が噛み合ってこそのチームだ。共有すべきなのはただ一つ、勝つぞ‼︎‼︎」
全員「「オオ‼︎‼︎‼︎‼︎」」
そして試合が始まり、相変わらず投げやりなプレイなのにキレが増す一方の大輝
帝光はどんどんシュートを決め好調に思えたが、相手の合気道に長けた双子の選手により、急にファウルがかさみ出した
必要以上に慎重なプレイを強いられる帝光はペースをガクッと落とす
加えてフラストレーションと重圧による疲労
ロースコアの試合展開から、今大会初めて帝光が追いかける形となった
ピーーーーー…
帝光26 ー 31鎌田西
観客「前半終了ーっ‼︎ 帝光まさかの5点ビハインドで折り返し……しかもエース青峰ファウル4つ目……おそらく後半はほとんど使えないぞ‼︎‼︎」
緑(慎重にファウルを避けてきたが青峰だけ…… 投げやりな精神状態がもろにハマってしまった……)
赤「………………。」
監督「真田(コーチ)……選手と先に控え室に戻っていろ。 後は任せる。 青峰はここに残れ。少し話そう…」
青峰「…………⁉︎⁇」
虹「黒子はどうした?」
黄「ちょっと風に当たりたいって…」
赤「2分したら呼びに行け。この試合青峰もだが、黒子の力も必要となる」
私たちは大輝とテツ君を置いて控え室へ戻った