第4章 赤と出逢う
赤司side
『私も赤司君を見て全く同じ事を思ったの』
「俺が…?」
『うん…』
彼女はそう言って真っ直ぐ俺を見つめて、俺の方へ手を伸ばしてきた
ドキッ
「……っ/////」
彼女の指先があともう少しで俺に触れそうになったとき
虹「赤司ーーっ‼︎ 休憩終わりだ。戻ってこい」
「……はい。」
虹村さんが俺を呼びに来た。
彼女はパッと手を引っ込め、
『ご、ごめんなさい‼︎ 邪魔をしてしまって…』
「……いや、良い」
『休憩も終わりみたいだし、私も帰るね』
「あぁ。友香、明日も見学にくると良い 」
『うん、じゃあまたね‼︎ 赤司君』
そう言い、彼女は校門の方へ走っていった。
(彼女に見つめられ目が離せなかった… )
そう思いながら、俺はいつまでも遠くなる彼女を見つめていた