第17章 合宿
3泊4日の合宿も終わり、私たちは旅館の女将さんと翔君と最後の挨拶を交わしていた
虹「短い間でしたがお世話になりました‼︎‼︎ ありがとうございました‼︎‼︎‼︎」
全員「「ありがとうございました‼︎‼︎‼︎」」
翔「友香〜、また来いよー‼︎ 兄ちゃん達も‼︎‼︎」
『フフッ、またね翔君♪』
青「おぉー、またな‼︎ 次はバスケすっぞ‼︎」
黄「また水風船で遊ぼうっス‼︎」
紫「けっこぅ楽しかったよね〜」
緑「俺は子供は嫌いなのだよ」
黒「緑間君も楽しそうだったじゃないですか」
緑「黙れ、黒子‼︎」
赤「うるさいぞ、お前たち」
皆口々に言って帰ろうとしたとき、翔君が私の方へ走ってきて…
『どうしたの?翔君?寂しくなっちゃった?』
と言って私が翔君と目線を合わすようにしゃがむと
チュ
と私の口元(唇ではない)に可愛らしくチュウをしてきた
全員((‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎))
翔「友香は俺のお嫁さんにするっ‼︎」
女将「あらあら、おませさんねぇ〜♪」
『ありがと、翔君♪ じゃぁ早く大きくなってね』
と言いながら私は翔君の頭をナデナデしてあげた
全員「「こんのませガキがぁーーっ‼︎」」
って皆が騒ぎ出したのは言うまでもない
自宅へ戻り、疲れからすぐベッドの方へ向かい倒れこんだ
短くて濃い合宿での出来事を思い出す
皆が大絶賛してくれた食事
翔君に懐かれて嬉しかったけどちょっと困ったこと
さつきとのガールズトーク
時間も忘れて楽しんだ水風船
征ちゃん無双が凄かったカードゲーム
修ちゃんとのロビーでのお話
相変わらず騒がしいバスでの移動中
もちろん練習中ですら分かる皆の成長
そのどれもが大切な思い出となった
(来年も素敵な合宿になれば良いな……♪)
そう思いながらいつの間にか眠りについていた
このときは想像もしなかっただろう
その願いが叶うことはなく
私たちがあんな風にバラバラになるなんて
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