第17章 合宿
翌日
旅館近くの体育館にて
朝食が終わり、部員達はまたハードな練習が始まる
私も体育館の隅で部員たちを見守っているのだが…
翔「友香、どっか遊びに行こうよー‼︎」
と、さっきからずっと駄々をこねられているのだ
『駄目だよ、翔君。私はここにいることがお仕事なの』
翔「なんだよ、友香のケチ‼︎‼︎ もう知らない‼︎‼︎」
『あっ、翔君‼︎‼︎‼︎』
私が呼び止める間も無く、翔君は体育館を飛びたして何処かへ行ってしまった
練習中のため追い掛けるわけにも行かず、私はそのままにした
休憩中
紫「あらら〜、今日はあの子いないの〜? 昨日あんなにゆかちんにベッタリだったのに〜」
『あはは、嫌われちゃったみたい』
黄「えー、でもそのままで良いっス〜‼︎ 翔君いたらゆかっち取られちゃうんスもん」
緑「あんな子どもに嫉妬か?黄瀬、見苦しいぞ」
黒「緑間君の言う通りです。心狭過ぎです」
黄「緑間っちも黒子っちもヒドイっス;; うわぁーん、ゆかっち〜〜‼︎」
と言って私に抱きついてくる涼太
『涼太は大きい子どもだね』ニコ
と仕方なく頭をヨシヨシしてあげると
黄「ゆかっち〜/// やっぱゆかっちは優しいっス〜‼︎」
青「黄瀬、調子乗ってんじゃねーよ‼︎」
と大輝が言って私から引き剥がす
赤「友香は黄瀬に甘すぎだ…;; 黄瀬、お前は練習2倍だ」
黄「え、俺死ぬっス‼︎‼︎ 主将〜‼︎‼︎」
虹「練習中に女に抱きつく余裕あんだろ? 3倍だ」
黄「増えてるしっ‼︎ マジ死ぬっス‼︎」
黒「大丈夫です、死んでください」
黄「黒子っちヒドッ‼︎‼︎‼︎」
その後の涼太はほんと死にかけだったな〜と思い出して苦笑してしまう
今日は昨日がかなりハードな練習だっため、夕方前には練習を終わらすことになった