赤「僕の婚約者だ」貴「違う!」キセキ+桃「婚約者!?」
第12章 改めて
赤司side
赤「ねぇ」
貴女「なに?」
赤「子供何人欲しい?」
貴女「! ゴホゴホ!何言ってんのいきなり!」
赤「そろそろ唯のご両親にもう一度ご挨拶を」
貴女「いや!しなくていい!」
全力で拒否してるがそうはいかない。
僕の言うことは絶対だからね。
貴女「挨拶とかそういうのほんといいからっ!」
とさっとご飯を食べてお風呂場に消えていった。
次の日
赤「唯起きて唯」
貴女「ん…征?」
赤「おはよう」
貴女「ん…おはよう」
と目を擦りゆっくりと起き上がる。
貴女「あれ?」
疑問を抱いてる様子の唯。
そりゃそうだ。
だって今ここにいる場所は…君の実家なんだから。
貴女「なんで!いつから!実家に!」
赤「昨日唯が寝てるときに部屋に入り、抱っこして車に乗せここに来たんだ。何か寝言を言ってたようだか」
そういうと顔と耳を真っ赤にして…
貴女「忘れて!」
赤「何言ってるか分からなかったよ。」
と言うとホッとした様子でも本当は聞こえてたよ。
こんなことを言っていた。
『ご飯おいし〜』
って最後には『征十郎の馬鹿。』
ってね。
不思議と怒る気にはならなかったよ。
何故か多分夢の中で、僕が出てきたのが嬉しいからなんだと思う。
僕は本当に君を愛してる。
だから絶対に君を惚れさせる。
改めてそう決意した。
*****
貴女「おはようお母さん。」
母「おはよう♪」
貴女「なんでそんなにテンション高いの?」
母「いーじゃない。征十郎君唯を起こしに行ってくれてありがとう」
赤「いえ、それじゃ唯朝からだが、真剣な話をしよう。」
早く君に言いたいんだ。
貴女「真剣な話??」
赤「結婚式は一週間後つまり、君の誕生日にすることになった。」
と言うと唯難しそうな顔をした。
すごく考え込んでいるような…
恐らく頭の中を整理しているのだろう。
貴女「なんで勝手に決めるの〜!」
赤「いいじゃないか。」
貴女「とことん強引ね。私のことを通せんぼしてるじゃない。もうあなたから逃げられない」
赤「言ったろう。惚れさせるってそれに逃がさないよ?」
「全く…」と言い飽きれる唯。それでも呆れられてもいい、君を惚れさせる。どんな手を使ってもね。逃がさない。逃げたらお仕置きだよ。