第5章 three
お風呂から上がり、身支度をする。
私も...変わるんだ...
こんなうじうじしていたら変われない。
捨てよう 全て。
もう一回そうゆう決心をして部屋から出る。
「あ..タタラさん、少し出かけてきます。」
「ふーん、いってらっしゃい。」
怪しそうな顔で言われたけど、そんな変なことをしに行く訳ではないから今は無視しといた。
「あ、でも胡蝶。俺の予想が当たっていれば"白鳩"がそこらへんにいたから気をつけなよ?」
...どこに行くかわかっているんだ タタラさんは。
けど、白鳩(喰種捜査官)か...ややこしいな。
それでも行くけど。
「...わかりました。気をつけます。」
そう言ってマスクを被ると、アオギリの樹のアジトから出る。
私はまだ白鳩とは戦った事が無い。
はたから見てる事はあっても、実際に戦う事はしていないから要注意だ。
居たとしても、弱い奴に当たるといいけど...
そんな甘いことはないだろう
きっと強い奴もいる。
幾つかの作戦も少し考えないと。