第5章 three
そのあと、私はその時の少年(霧嶋アヤト)に着いていき、「アオギリの樹」に入った。
タタラとかいう奴に少し試され、ちゃんと認められてから入ったんだけどね。
今思えばタタラさんにちゃんと認められたことはすごいと思う。
「胡蝶、そろそろ起きろよ。昼だぞ。」
「あともう少し...。」
今はこの生活に慣れて、皆とも仲良くやってる。
タタラさんは少し怖いけど、たまに練習にも付き合ってくれるし、なんだかんだ気に入られているつもり
そして今はアヤトの部屋にいる。
「...まじでめんどくせぇ。」
そう言うとアヤトは私のシャツを引っ張り、ベッドから引きずり落とそうとしてくる。
「私疲れてるの。少しぐらい寝させてよ。」
「昨日の夜にいきなり部屋に入られて、いきなりベッドの横に入ってこられるやつの身にもなれよ。」
まぁ確かにそれはそうだけど、
「昨日は本当にハードだったの..。」
昨日もタタラさんに相手役をしてもらい自分を鍛えていたのだが、段々疲れていく私をみて、タタラさんはどSモードをONにしたのだ。
体を散々傷つけまくられ、回復にはだいぶ時間がかかった。
そして疲れ果てた私は、1番部屋の近いアヤトの部屋に入り、勝手にベッドに入って睡眠。
隣にアヤトも居たらしいけど疲れすぎて覚えていない。
「本当に..あと少し...」
そうして、私はまた眠りに落ちた。