第1章 やせいのポケモンがとびだしてきた!
他のクラスからもどんどん人が押し寄せてくる。
この不思議な動物はプルプルと震えて、ダッシュで走り去っていった。
「あー人が多くなったから逃げちゃった」
いなくなったら、みんな可愛かったね~と言い残して、普通に授業が進んでいった。
それにしても、ホント全然見たことない動物だったなぁ。
ああいう種類いるのかな?
「ねぇリタ」
「なに?」
「放課後、隣町のクレープ食べに行かない?」
「行く行く!」
女子の命はスイーツ。またしてもすっかりこの動物のことは忘れてしまった。