第1章 やせいのポケモンがとびだしてきた!
お母さんが強制的に開け放った窓から、ふいに下の道路を見下ろした。
そしたら、犬なのかキツネなのかウサギなのか、よく分からない動物がテクテクと歩いてた。
「あれなんだろ?耳おっきー首もふもふしてる・・・」
「リタ!!珍しく早く起きたと思ったら、外見てぼーっとして」
「違うの!あの動物珍しいなと思って、あれって何か知ってる?」
「ん~?どれどれ・・・何もいないじゃない」
「えっウソ?!あ、いなくなってる」
「早く朝ごはん食べちゃって!遅刻するわよ!」
「本当にいたんだよ!首もふもふしたのが!」
「はいはい」
はいはいって・・・。まぁ、とりあえずどうでもいっか。
でもそのあと学校に行って、大変なことになってることに気が付いた。